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新川河口、石狩川河口を走る
少し平坦な道を走ってみようと、前回調査の新川自転車道路を海に下り、今度は海に向かって右、石狩方面へ向かうルートを走ってみました。 実は手稲山に挑戦しようとしたのですが、天気がイマイチで、眺望が悪いと楽しくないですから。 前回新川の河口に出る道が無いと書きましたが、これは川の左岸の話。右岸の未舗装の道が海まで続いていました。ここを通って4WDとか、4輪バイクが砂浜へ入っているようです。砂は固いのですが、それでも自転車で走るには重く、ここは一気に波打ち際まで出て、濡れた固い砂の上を走ることにします。 海水浴シーズン直前ですが、ここは遊泳禁止地区。カレイ釣りの竿に注意しながらひたすら波打ち際を石狩を目指します。砂に一本車輪の後を引いて走るのは気持ちがいいものです。 サイクリングの目的地を最近選びあぐねているので、ひとつ、札幌近郊の町を訪問してみようと思うのです。例えば小樽市は我が家から10kmで市町村境界に出ます。これで、小樽に行ったよとは言い難いので、一応役場を前まで行くとその市町村を訪問したってことにしようと思っています。 石狩町は計算センターに入った時に水道業務でおつきあいが有った役場です。石狩川の渡しの所に役場が有ったのですが、去年札幌の近くに新庁舎が建ちました。 まずは、旧庁舎を目指します。浜を進と石狩湾新港にぶつかります。ここから、新港を見ながら石狩川河口に向かいます。途中旧石狩町役場は石狩郷土資料館になっているのが判明。 石狩川の河口は向かいの厚田村に向かって侵食中で、子どもの頃見た河口は1km程北に移動しています。「喜びも悲しみも幾年つき」の撮影で利用された石狩灯台はもはや、陸の灯台です。この先に最近できた「はまなす海浜公園」が伸びています。ちょっとイタズラして公園の板で出来た散策路を自転車で駆け抜けます(ごめいわくさんでした) 石狩湾河口はその先に有ります。河口には誰も居ません。あの、北海道の歴史の入り口石狩河口です。一年に数100m厚田側に伸びているためか、石狩開発建設部の測量標識が所々に設置されています。たまたまの気象条件なのか、海からの霧があたりをつつみ、河口以外は白いベールに包まれて、河口ばかりがはっきり見えます。 数日前に中学生3人がこの近くの川で亡くなった事もありましたが、なんとなく、歴史を感じます。北海道は史跡が少ない分、自然が歴史を語っていると思います。小説石狩平野、新十津川物語、氷点。 石狩河口を後にして、新しい役場の庁舎の横を抜けて自宅に向かう時、石狩町には歴史を大切にする人が少ないのかなんと感じました。 走行距離75km。結構哲学しながら走っているのですよね。 94.07 (C)Mint
札幌に住んでいる人なら、地下鉄白石駅近くの環状線をまたぐ自転車専用の陸橋を目にしたことがあるでしょう。あれは白石サイクリングロードの一部です。さて、白石サイクリングロードとはどのようなコースか。行ってみました。 最も近いルートは豊平川を南9条橋で渡ルートです。ここから北海道マラソンでお馴染みの円形歩道橋を抜けて左に脇道を曲がると自転車道の入り口です。何故か最初の400m程は舗装されていません。まっ、こちらはMTBですから固い土でも関係かりありませんが予想に反していたためか自転車を降りて押している人も居ました。 400m過ぎると舗装道路で直ぐに環状線を越える陸橋です。この自転車道は結構小さなアップダウンが多く、しかも当日は向かい風、ちと機嫌悪くなりながら走っていたのですが、なかなか整備されているのには驚きました。 一つは、給水が容易になるよう配置されているのです。全長10km程ありますが、大きな休憩所が3ヶ所あり全て給水所付きです。また、沿道には学校も多く、ここでも給水可能です。 冒険コースとか、MTBコースなんかも沿道に有ります。 厚別川の橋を渡ってしばらく進むと林間コースを最後に終点です。ここが近々北広島まで延長される計画が実施に移されるそうです。 実は、終点で地元のサイクリストと会いまして色々話を聞きました。このサイクリングコースは町内会による利用が多く、白石青葉町内会ではサイクリング部が有るそうです。最高年齢92歳のクラブで前日も開発記念塔までツアーしたとか。 話を聞いた人も62歳だそうですが、とてもそのようには見えないのです。あしりべつにMTBコースを作るためのスポンサー探しをしているとか。考えてみると自転車ってのは年齢層の広い趣味なのかもしれない。水泳に次ぐ年齢層の広さを誇るかもしれない。 50年後自転車に乗っている自分を想像するのも悪くないものです。 帰りは追風を利用してレーサーと競争してコテコテに負けたりしながら、一気に戻ります。 これほど地域に密着した自転車道は他に無いんではと思います。 もし、訪れる人が居たら休憩所で話しかけてみましょう。イロイロ教えてもらえますよ。 さて、南9条橋に戻ってメータは35km。いよいよ一日100kmを目指して滝野すずらん丘陵公園に向かうのであった。 94.07 (C)Mint
1日で100kmを走破する。この目標に向かい、豊平川自転車道路を支笏湖に向かい遡り始めます。これまたあいにくの向かい風。先ほど白石サイクリングロードで合った62歳のサイクリストの言葉「坂はいい、何時か下りになる。風はどうしようもない。あるところから追い風になる訳じゃない」なっとく。 支笏湖と滝野の分岐点までは、3回目になるかな。ノロノロペースで行き着きます。ここの直前のコンビニでおにぎりを購入。さすが3時間以上走ると空腹では足に力が入りません。最悪血糖値低下で意識モウロウなんて事態に陥るかもしれない。 左に曲がり、これが地獄の登りの開始です。まるで足に力が入らない。メーターを見ると、50kmを越えて、そろそろ限界かもしれない。なんとか下りの目処を付けて休憩することにします。豊平川の最終地点で給水した1.5リットルの水筒も半分も残っていない。たぶん気温は30度を越えて、アスファルトからの照り返しを加えて水筒の水はお湯になってきている。 3km程でやっと下り坂。ひと休みしておにぎりを食べ大休止です。 昔の記憶ではここから清田までは緩い下りの連続で、しかも追い風のコンディションなはず。給水も公園内でできるからと全て飲み干します。これで、朝から3リットル消費したことになる。 滝野公園まで快適な下り坂。途中自転車道が切れますが、横道があって車道を走らなくても良いようになっています。 滝野公園入り口到着。実は、ここはアシリベツの滝として観光名所だったのですが、大規模な開発によって巨大な公園になったのです。中には自転車道が伸びていてアシリベツの滝を含めて3つの滝を巡回できます。中の散策は次回にして清田に向かい飛ばします。 緩い下り、追い風、こんな条件で30km程の速度で走るのは気持ちが良い。やはり20kmを越えるスピードが自転車を満喫できる。登り坂を10km前後でヨタヨタ走っているときは、ペダル漕ぎマシンと化してしまって、ちっとも面白くない。 しばらく無人の自転車用歩道を駆け抜けると真栄の町並みに出てきます。ここが札幌第2のテクノパークになるには時間がかかりそうです。なんせ、ここよりだいぶ街寄りにゴルフ場が有る立地なんですから。国道36号に直行して、メータは70km。ここから大谷地に抜けて札幌新道を戻れば100km走破です。 横を流れる川を見ると「厚別川」。そうか、アシリベツの滝の流れは厚別川になっているんだ。(うっ、まてよ、さっき白石サイクリングロードで渡った橋は厚別川だったなぁ)と思っていると白石サイクリングロードに出てしまったのです。 なんと、グルっと回ってきたのです。 水筒の水も無いので、このサイクリングロードを通って給水をして、元の南9条に戻ることにします。 ここで、メータは80km。このままでは自宅に戻ると90kmで到着となってしまう。ここから、豊平川コースを雁来まで下り。百合が原公園を経由して自宅に戻れば100kmを越えられるのですが、実は足がなにやら言う事を聞かなくなってきている。 踏み込んでも力が出ない。先週85km走破して自信を付けたのですが、今週はふとももの疲れが完全に取れない状況(だって、土曜日に85km走って日曜日にはちょっとした丘へハイキングで30kmは歩いた)これからの20kmが不安。 そこで、自宅に向かい、最後の仕上げは発寒川コースにすることに方針決定。 自宅前で計ったように、90km。 発寒川コースは往復でちょうど10km。最後の仕上げの登りにかかります。が、全然登れない。普段なら終点まで悪くても20分なのに、全然進まない。途中で休みながらなんとか進むのですが、500m程でまたく足に力が入らなくなる。そうだ、手稲山でやった中島悟のナットウ走法に切り替えよう。 発寒川コースは500m毎に印が付いているので、500m走ったら休憩の繰り返しで都合9回の休憩を挟んでやっと終点へ。残り5km。 あとは、坂を下り100km完成。 自宅前で99.90km。前庭でグルっと一周したら、めでたく100km。 まったく、無謀なチャレンジでした。総時間6時間。足もさることながら、手の皮が剥けて痛い。 もう、夏場の100kmはこりごり。 94.08 (C)Mint
札幌市が市町村境界を接している市町村を訪問しようと考えてみました。 北から時計回りに、石狩町、当別町、江別市、広島町、恵庭市、千歳市、喜茂別町、京極町、赤井川村、小樽市、4市5町1村となるわけです。 市町村訪問はその市町村役場の前に行くことをもって訪問完了とします。 前回石狩町は新旧含めて役場の前には行ったので、今回は江別市を目標にでかけます。 実は、開発記念塔の回りはMTBで走るコースが沢山有り結構楽しめるとの情報を得ていたので、この方面を狙っていたのです。 コースは札幌新道をひたすら石狩川に向かい、ここから12号線に出て森林公園を横に見て江別市役所へ。ここから折り返して、あとは気の向くままに戻るルートです。 札幌新道横の歩道は歩く人も無く快適に走れるのですが、なんせ車の騒音と排気ガスをもろにかぶります。また、歩道の段差が多く、膝に来ます。1時間で大谷地通過、ここから12号線に出て森林公園に向かいます。ここまでまだ札幌市なんですよね。 大きくカーブを左に曲がってJRの線路を陸橋で越えると市街地らしくなってきました。ローソン、セブンイレブンが有りますね。今日はここでオニギリとザンギの昼食を買い込むことにしましょうか。(あっ、ザンギてのは鳥のから揚げで、ケンタッキーフライドチキンの北海道版のようなものです) JRで江別駅に行った時も感じたのですが、江別の街は札幌方面がひらけていてJRの江別駅まででみんな降りてしまい、江別駅で降りるのは極小数なのです。銀行や信金が有る市街地も市役所からはかなり手前なのです。 それにしても、歩道の作りが悪い。家の引き込みは必ずと言っていい程段差になっていてそのたびに膝でショックをやわらげているとやがて膝に痛みが..もちょっとなんとかなりませんかねぇ>江別市 江別駅から見えるNTTの通信鉄塔が見えてくる頃に高砂町、左側に江別市役所が有りました。ボトルが空のため補給しようとしたのですが、水飲み場がありません。 市役所の前は芝生が広がり、噴水なんかも有るのですが、この「旅人」の憩いの場がありません。隣は何年か前に農業情報化大会でおせわになった市民会館(?)です。そちらに回っても水飲み場が有りません。 ムッっとして市役所の前をあとにしたのでした。 もう少し足を伸ばして、D51って名前のラーメン屋で昼食とも思ったのですが、やはり森林公園にしました。ショックの大きい歩道を走っていると結構ラーメン屋が多いことを発見。それも12時開店の店が多い。なんでまた... 酪農学園大学の近くのセブンイレブンで昼食を購入して森林公園へ。駐輪場へ自転車をとめて歩いて記念塔近くの木陰で昼食。最初自転車進入禁止と思っていたのですが、看板を見ると自転車可。昼食を終わると早速自転車で走ってみました。 森林公園の中の道路は未舗装ではあるけれど樹木のトンネルのようになっていて涼しく快適な道路です。地図を見るといくつかの沼めぐりができそうで、とりあえず近場の瑞穂の池に向かいます。江別市街で痛めた膝が...。本来快適なコースもこのひとことが気になって十分楽しめません。 それにしても、MTBを持っている人は一度は走ってみたくなるようなコースです。 で、最後は自転車をかついで坂を下り瑞穂の池へ出ると、なんと堤防の検査のために水は抜かれてるんです。横には「水面に写る緑を堪能してください」なんて看板が出てるのに。 林道を開拓記念村に向かい森林公園を出ます。森林公園も水飲み場の少ない公園です。これじゃあ「旅人」には優しくないですね。 ここからもみじ台に向かうともみじ台自転車道があります。(これは、長さ的に自転車道とは呼びたくない)で、厚別川を越えたあたりから白石サイクリングロードに抜けお決まりのコースを戻ります。 1ヶ月ぶりに80kmも走ったのと江別の歩道で痛めた膝は悪化の一途、南9条橋を渡る頃には何時もの「敗残兵」パターン。信号で止まる度に自転車を降りて立って信号待ち。スタートではいつもの3倍くらいスピードが乗らない。 なんで、ここまでして自転車に乗るか自分でも分からなくなってしまうのだけれど、また暇が出来ると自転車で出かけてしまう。 膝は最悪で、日曜日はほとんど歩けなかった。 94.08 (C)Mint
94.09 (C)Mint
94.09 (C)Mint
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