逢坂ニセコ町長担ぎだしでの連合北海道のエゴ
逢坂誠ニニセコ町長は公務員畑
2、3話前にも書いたのだけれど、もう役場出身者が住民に選ばれる地方自治は辞めようよ。なんのための地方自治制度か解らないじゃないか。組長を住民が直接選挙で選ぶ。同様に議会議員も住民が直接選ぶ。この制度の目的は地方自治の中に立法と行政を個別に選ぶ理念によるものだ。その理念を踏みにじり、地方議会は名誉職で組長は役場出身者では「住民本位」の自治にはほど遠いのだ。
連合北海道では林務部出身の堀知事誕生に手を貸し、道職員のための地方自治を築いたのだ。その結果、北海道の歴史は50年も後戻りし、住民から見たら「北海道開拓使」にまで遡ってしまった地方自治になったのだ。
連合北海道が自分達に都合の良い組長を選んで「ぬるま湯」に浸かってたのが堀道政と連合北海道の結託談合の8年間だったのだ。
その連合北海道が今度はニセコ町長である逢坂誠二氏をかつぎ上げるとは開いた口が塞がらない。もはや調整型組長では難局を乗り切れない時代背景を解っているのか。今、借金を積み重ねた地方自治体の破局の時なのだ。給与削減、小さな地方自治こそが求められるのだ。そのために積み重ねた借金をどのように返済するか。それが地方自治運営の最大の課題であり、これに蛮勇を振るえる人物を組長に据えるのが住民への責任なのだ。
公務員一筋の逢坂誠二氏に役所運営の手腕を求めても詮無き事なのだ。彼には公務員や地方自治は解っても民間団体経営の感覚は無いのだ。いかに上手に借金するか、それが戦後日本の行政が行ってきた施策なのだ。それが右肩上がりでない未曾有の時代に入って「キッチリせなあかん」ってのが今の自治体の経営。組長は経営が出来なくてはならない。組織の調整役では駄目なのだ。そんな時代背景が自己中なものだから解ってない連合北海道は「死刑一歩手前」の罪があると思う。
「怪人ニセコ」こと逢坂誠二氏
何年前か忘れたが函館で北海道新聞社主催の「北の文化会議」が行われた頃だから1988年頃だったろうか。逢坂誠二氏と話す機会があった。それより1年ほど前からパソコン通信で「怪人ニセコ」の頃に出会っていたので「知ってる」って関係は15年くらいになるだろうか。
ニセコ町の長期計画掲示板や北海道新聞の地方自治の掲示板で意見交換したが、正直言って彼の「器は小さい」。ニセコ町って人口3000人くらいの零細市町村なのだが、ここの役場に北海道大学の薬学部を出た彼が就職した頃は「役場始まって以来の北大出身者」だったらしい。
1996年に町長に立候補した時の役職は財務課の係長だったと記憶している。50人位の役場の組長になって全国最年少の町長とか祭り上げられても、僕は人口3000人程度の「田舎のしがらみ」を払拭出来るのか疑問視していた。これは彼が悪いのでは無い。人間は環境によって育つのだ。3000名から「町長さん」と呼ばれてお山の大将になっているのだなぁと思ったのは北海道新聞の討論掲示板での地方自治への彼の考え方。
なんと「東京なんかと地方は違うのだ」って書き込み。これって東京都知事がやってることは地方自治では無いと言いたいのだろうか。感覚がニセコ病なのだ、彼の考える地方自治はニセコ町のことなのだ。個人のホームページで各種投稿原稿を掲載してるが、良く読むと地方自治への蘊畜では無く、ニセコ病なのが良く解る。
ニセコ町役場での経験しか無いので「地方自治に対する大局感」が無いのだ。それはそれで良いと思う。ニセコ町民にはハッピーなのだから。ただ、それを「行政手腕が有る」なんて評価する連合北海道の目の節穴、自己都合にはアキレテしまう。
彼が570万道民の代表にふさわしいと言う見識を連合北海道は披露してもらいたい。「単なる連合北海道の自己都合じゃないか」と僕は声高に言いたい。
この要請で知事選に立ったら逢坂ニセコ町長は大馬鹿者になってしまうのを解っているのかなぁ。
「北海道(株)」の社長にふさわしいのは
僕の個人的意見なのだが(ここで書いてるのは全てそうなのだが(笑い))、鳩山由紀夫氏を押したい。彼は前々回の知事選挙で荒井氏に持ち上げられて知事選挙に出るかどうかの瀬戸際にまで追いつめられた。当時僕は民主党党員だったのでホテル・ニューオータニで開かれた決起集会にも出たのだが、あの荒井氏って実際に見てなんか信用出来ないなぁって感覚を持った。残念ながら鳩山由紀夫氏は知事選挙に立たなかったのだけれど、その後の横路孝弘氏が残した予算の流用事件を新しい知事の堀氏がかぶったのは鳩山由紀夫氏の選択が正しかったのかとも思ったが。
基本的に鳩山由紀夫氏は国会議員に向いていない。正直過ぎるし理想を追求する。でも、この才能は地方自治で生かすべきなのだ。そもそも落下傘候補で室蘭を中心に地盤を譲り受けて国会議員に打って出たのだが、やはり鳩山由紀夫氏は北海道知事の宿命が有ると思う。彼と話していて思うのは理工系の技術の話しが多い。これからの北海道の産業を考えると事業、産業が解る人間が必要だ。
中央政権への意見具申が出来るように、党代表を去ったのだから、北海道知事に立候補してくれ!
連合北海道の談合的逢坂誠二氏よりも、いまこそ北海道を助けてくれないか。
石炭と国鉄。これしか無かった北海道を「再生」してくれる知事を僕は選びたい。選ぶってのは連合北海道の決めた路線では無いのだ。連合北海道って北海道開拓使のように住民を支配したいのか?