小林峠..2002年装備チェック

コース概要
 札幌近郊で山岳コースと言えば手稲山か中央区盤渓近辺に限られる。小林峠は札幌ではお勧めの「山岳コース」だろうか。
今年のシーズンに向けて何点か強化しようと思っていた事がある。その一つはトンネル走行の時のライトの問題であった。昼間しか走行しないのだけれど計画が狂って日没後の走行も有るかも知れない(今まで一度も無かったが)、またトンネル走行では車道を走る時の目印としてライトが必要だろう。
 それに加えて今のサイクルメータを交換しようと思っている。今使ってるのはSANDENのメータなのだが7年使っている。過去3回電池を交換したのだが液晶の表示が薄くなってそろそろ寿命のようだ。その事でYahooオークションを捜していたら格安で(1980円)新しいサイクロコンピュータを入手できた。なんと高度計付きのCATEYEのメータだった。
 早速これを取り付けて札幌近郊を走ってみる。
わが家から小林峠を越えて豊平側サイクリンロードを走って戻ってくるコース。途中には先に書いたように小林峠がある。ここの標高は解らないが「結構きつい峠」と認識している。ここの測定も含めて新しい高度計付きのサイクロコンピュータのテストに出かけるのが今回のコース。

出発(発寒川サイクリングロード)
 始まりは走り慣れた発寒川サイクリングロード、ここを登って途中から小林峠に向かう道に合流する。歩道を走ろうと思ったがデコボコがきついので車道をそのまま小林峠に向かう。
 サイクロコンピュータの高度計は出発地点が35m(GPSのデータで補正した)から既に80mを指している。空気圧を利用した高度計全般に言えるのだが気圧の時間変化が無いとして考えると1m程度の誤差で高度を計測できる。会社で試したのだがエレベーターで5階の会社から1階のロビーに降りるとメータでは12mの変化がある。この階段を歩いて登れる程の高さでも正確に高度を(気圧を)計測できるようだ。
ただ、標準気圧では100mの高度差で12mb(最近の表記ではヘクトパスカル)の差がある。逆に一般的気圧の変動は台風の低気圧を除けば980ヘクトパスカル〜1020ヘクトパスカル(標準は1013ヘクトパスカル)の間で変化するから、同じ地点でも気圧を利用した高度計ではプラマイ300m程は出るだろう。航空機でも着陸前に管制塔と交信して空港の気圧を教えてもらうのはそんな意味だろうか。それにしても半導体素子の気圧センサーは感度が高いようだ。

小林峠
 西野福井線のバス停を過ぎて左に去年新しく出来たパークゴルフ場を過ぎるあたりで高度150m。ここまで100m登ったことになる。少しなだらかになったので息を整えながらスキー場の有る「VANKEI」に進む。雪解けの水で増水した川が左に流れる。雪が融けたばかりの景色は木々の葉が出ていないので隙間を通して夏には見る事ができない風景が広がる。峠越えで嬉しいのは遠目がきくので高度感が解る事。普段目にしない登ってきた道を振り返って望みながら高度感を得る事ができる。
 VANKEIのあたりで高度は200mを過ぎる。ここから小林峠は500m程だろうか。同じくスキー場の「コバランド」を過ぎて峠のあたりは高度297mを指している。出発地点の自宅からは250m程登ったことになる。
 ここからは一気の下りなので気温を考えてバッグからウインドブレーカを取り出しこれを着て下りに入る。西区側からのアプローチよりも急斜面な南方面の坂を一気に下る。先ほどの汗は一瞬で引いてしまう。豊平川のシャケ公園に合流する地点では寒さを感じる。じつはこのサイクロメータには温度計測機能も付いているので切り替えてみると気温8度。まだまだサイクリングには向かない寒さだ。一般的に気温は高度100m上がると0.6度下がるので小林峠は6度程だったのだろう。

豊平川サイクリングロード
 ここからは豊平川の両岸に伸びてるサイクリングロードに入る。去年の調べでは左岸のコースが石狩当別方面まで伸びているようだが今日は右岸を南9条大橋まで下って家へ戻ることにしたい。峠越えしたのでシーズン始めとしては軽いトレーニングにしておきたい。
 ところが、豊平川サイクリングロードは針金や丸太の散乱する恐怖の(パンクするかもしれない)の道だったのでですよ。考えてみると冬の間に雪捨て場として豊平川河川敷きを利用しているのでそのゴミがまだ片付けられていない。そのためにサイクリングロードはゴミ捨て場のまま。とても自転車が走る雰囲気では無い。ま、MTBのタイヤなら大丈夫だろうが僕のクロスバイクのスリックやレーサーのタイヤでは間違いなくパンクに出会うだろう。
しょうがないので河川敷きの土手の道路に登って南9条大橋を目指す。たしか去年の春はここ豊平川サイクリングロードを走ろうと来たら一面の捨てられた雪だった記憶がある。今年は雪解けが早く、跡片付けが遅れているのだろうか。
 ほどなく南9条大橋を左折して自宅へ向かう。サイクロメーターの累積登頂高度を見ると400mになってる。これって少しのアップダウンも積算するので峠越えだけじゃなくても結構「登り」してるのかもしれない。ま、1mくらいは意識しないから。このメータって結構使えると思う。
2002.04.06 本日の走行 29km

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