札幌サイクリング...モエレ沼公園

コース概要
 去年のツールド北海道最終日のクリテリウムのコースになった札幌モエレ沼公園。ここに2回程出かけたが、さすがノグチ・イサムの設計した公園とうならせるものがある。現在は2期工事の最終年で今年の秋には噴水ともう一つの丘が誕生する。
 札幌周辺サイクリングのコースに組み込めないかと新たなコース設定を考えてみる。自宅から往復するコースでは無く、モエレ沼公園を含む周回コースならば、その周回コースに合流して同じ道を辿ることができるだろう。そのコースを紹介する。
地図
 やはりサイクリングに欠かせないのは峠越えだろう。ま、異論も多いと思うが昇る苦労と下る快感はサイクリングに必須のアイテムだ。あたかもカレーライスとラッキョウの関係、コーヒーとクリープの関係、女子高生とルーズソックスの関係のように主従かき乱れながら一方が主で一方がエッセンスなのだが、どちらが欠けても成立しない関係だ。
 で、札幌では少ない峠越えだが小林峠を押さえておく。ここを自転車で越えた人は解ると思うが、先の「登りの苦労、下りの快感」を味わえる市街地に一番近い場所だろう。西区から登って小林峠を越えると豊平川サイクリングロードに出る。ここからモエレ沼公園へとつながるコース探しに出発する。

いざ出発
 利用するのは発寒サイクリングロード。ここに合流してコースに入る。発寒サイクリングロードを発寒川の上流向かい西野左股で一般道と合流する。昔は左股橋を渡って信号を利用して一般道を渡ったが、今は自転車道用のトンネルが掘られている。このトンネルを抜けてからUターンして一般道に合流する。
 ここから左股、町名では福井を通って小林峠に向かう。途中西野福井のバスの終点あたりに数年前に出来たパークゴルフ場がある。シーズン始めのためもあるが、一気に越えたい小林峠だが、今回はこのパークゴルフ場で一休み。高度的には3分の1程稼いだことになる。
ここで5分程休んで再出発、ばんけい(VANKEI)スキー場を越えてコバワールドを越えて小林峠を越える。途中1台だけ向かいから坂を下ってくるロードレーサーとすれ違う。やはり小林峠越えは人気のあるコースなのだ。

豊平川サイクリングロード
 なんか今日はイベントが有るらしい。看板が散見される。「豊平川ラン&ウォーク」かな。時間は9時前なのだが開催開始は9時頃らしい。[迷惑な話や」
 河川敷は自由空間だが占有されるとムカツク。そもそも占有が認められてるのは無いと思うのだが、主催者は態度的に占有を主張するのだ。前に自転車道を走っていて「今日はマラソンで使ってます」とか言われて堤防の上に誘導された。ま、その関係と同じかなと思い重たい感覚でサイクリングロードに入る。
 主催者と呼ばれる特権階級の論理にさらされたくないので、さっさと通り過ぎて豊平川サイクリングロードを下る。今日は白石サイクリングロードでは無くてモエレ沼公園へ向かうコースを開拓したい。で、結局開催される前に抜けようとさらに豊平川サイクリングロードを下流に向かって進む。

豊平川サイクリングロードの終点は
 豊平川の右岸(上流に向かって右)を下っていくと市街地を抜けて交通公園に出る。さらに先に進むと雁来大橋に出て、さらに先に進む。札幌新道と交差するあたりが豊平川サイクリングロードの終点と言える。実は、ここからさらに進むことは出来るのだが、ほとんど整備されていない。交通公園あたりを終点と見るのが良いのだろう。
 ここから一般道路に上り、モエレ沼公園を目指す。少し市街地に向けて走れば分岐点が見えるはずだ。実はモエレ沼公園への分岐点は各所にあり一番分かり易いのは札幌新道からのコースだ。そのため、札幌新道に合流して左折、札幌新道の外側を北に進む。
 普段、車でモエレ沼公園に向かうルートも札幌新道を南に進み、黄色い看板が見える信号を左折する。今回は逆からのアプローチなので信号の有る交差点で都度振り返って看板を探す。
 やっと見付けてここを右折。新興住宅街のような道を進む。正面になにやら半分解けた雪の山が見えてくる。これはモエレ沼公園の手前の雪捨て場なのだが、モエレ沼公園の未完成の丘とカブッテ、汚れた雪がモエレ沼公園の一部のように錯覚される。
T字路を右折してモエレ沼公園の駐車場に向かう。直前の交差点で補給のためのコンビニを探す。右折するとサンクスがあるらしい。ここでオニギリとお茶を買い求める。再度モエレ沼公園方向に進むと、なんとセイコーマートも近くにあったのだ。なんと看板の出し方が下手なんだ。

モエレ沼公園と自転車
 春の連休の最終日でモエレ沼公園の人出は多かった。自転車を借りる人は3時間待ちとか。
 公園に入ると昨年のツールド北海道のコースを抜けて公園の西側に出る。ここで軽く昼食をとる。当日は丘の上でラジコンのグライダーを楽しむグループが居るみたいで、カタパルトから打ち上げたラジコングライダが舞っている。正直、あまり腕は良くないみたいで、上昇気流を巧く捕らえられない。当日は5m程度の風が有ったので単にサマリング(上昇気流)だけでは無く、スロープソアリング(丘上昇気流)も使えたはずだが、短時間で高度を失って着陸していた。
 それにしても、全面が芝生で被われたモエレ沼公園は気持ちが良い。昼食をとってしばらく芝生で空を見上げて昼寝してしまった。起きたときに妙に顔がコワバッタのは日焼けしてしまったため。
 ここからサトランド側に公園を出て市街地をトボトボって感じで走って戻る。
 なんか、好きなんだよねぇ、モエレ沼公園。
2004.05.05 (C)Mint 本日の走行72km 走行時間3:30

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