石狩港を見学、100km目指して

コース概要
 先週の新川河口で未発見のオタルナイ発祥の碑。新川通りがサイクリングの練習に使えないか、そして100km走行に挑戦すべく新車のCA700で札幌近郊サイクリングに出かける。
インタネで検索すると新川河口に向かって左側にバッタ塚、右側に発祥の碑があるらしい。
ここを発見したら、新川通り往復の距離を測って、トレーニング・コースとして適否を考えてみる。(とまぁ、予定は予定で、実際には随分違ったコースになったのだが) 地図

いざ出発
 途中の休憩を除いた走行時だけの平均速度を計測すべくサイクロメータのモードをATモードに変える。このモードだと車輪が回っている時だけ計測されるので、途中の停車時間を除いた実質の走行速度が計測される。気温が高いけれど100km走行を目指して、ついでに平均速度も過去最高を狙おうと考えた。
 発寒サイクリングロードを下って新川堤防の上に出ずに新川インターの当たりから新川通りに合流する。
道路右の歩道の状態が良さそうなので信号を渡り、歩道を走行する。普通の歩道は他の道路との合流地点では縁石の段差が有るのでその度にショックを吸収するためにサドルから腰を上げなくてはならないが、ここの歩道はほとんど他の道と合流しないので連続で高速で走ることが可能だ。もっとも、途中で歩道は切れてしまう。消防学校のあたりから車道に降りる。道は新川を越えて広い中央分離帯の有る対面交通になる。
 ここ2週間、札幌は連日30度を超える気温が続いたが今日も30度を超えそうだ。サイクロメ−タを温度計に切り替えると33度を示す。これくらいの気温になると走り続けて風にあたらないと体温を下げられない。ボトルの水はジャンジャン減る。

前田森林公園は9時から営業
 40分程で前田森林公園に出る。ここの休憩所の奥には冷水機があり冷たい水を補給できる。新川をサイクリングのトレーニング・コースにと思ったのは、この前田森林公園が休憩、補給に使えるから。豊平川サイクリングロードでは給水場所がほとんど無い。が、屋外の水道は使えるのだが休憩所はシャッターが降りている。時計を見ると8時40分。9時にならないとオープンしないようだ。とすると、早朝散歩なんてのには対応していないんだ。なんだかなぁ。
 屋外で給水と汗でぬれた顔を洗う。気温が高いので水道の水でも十分冷たく感じる。腕も浸して涼しさを味わう。それにしても冷水補給が出来ないのは残念だ。
 追分通りを越えたあたりから左側の歩道を走る。草刈りが行われていないので自転車一台分の走路しか無い。ここで前を走ってる自転車に追いついてしまった。車道に出ることも追い越すことも出来ない。結局、声を掛けて道を譲ってもらった。この時、車道側を走行の1台のロードレーサか駆け抜けていく。結構、ここをトレーニング・コースにしている人間が居るのかもしれない。

サハラ砂漠横断と化した海岸線
 新川通りの終点からさらに右岸の未舗装の道を進む。せっかく稼いだ平均速度がガタ落ちになる。700C-28では小石の撒かれた未舗装はきつい。この道が2kmも続く。
 河口から車が海岸線に添ってビッシリ並んでいる。たしかここは遊泳禁止なはずなのだが。
砂にタイヤがとられるので、押して右側の石狩方面を開拓発祥の碑を探して歩く。簡単に見つかると思ったのだが、見あたらない。
 さすがの車の列も途切れるあたりで「ここから道に出るまでどれくらい有りますか?」と聞くと意外な答えが。「あそこに見えるガスタンクまで行かないと道は無いよ。引き返したら」。たしかに河口からここまでは3kmほど、加えて未舗装ジャリの道が2kmほど続く。一方目の前に見えているガスタンクまでは5kmほど。完全に砂に囲まれてしまった。
 前に来たときはMTBだったので砂浜の波にあらわれ濡れたしまった砂の上を走れたが、このタイヤでは無理。あきらめて、さらに自転車を押しながら海岸線を進む。
もう100kmはあきらめる。だらだら来ないで、キッパリと諦めて引き返せば良かったのにと悔やまれる。それにしても中途半端に砂が柔らかい。暑さのせいで水もドンドン消費される。ガスタンクの所までもつか心配になる。
途中、ウォーキング中の人が休んでいるので声を掛ける。「まだ、道まで遠いですかぁ」と、あっさり「あ、そこの道を登ると500m程で道に出るよ」。助かった、ここからガスタンクまではまだ3km程ある。早速教えてもら他道を自転車を担いで登ると樽川墓地の横に出た。ここから舗装道路に出て石狩港を目指す。

港の風情はかなり狭くなった
 ガスタンクのあたりは金網で囲まれている。小樽側からずっと埠頭は金網で囲まれて海には出られない。途中自衛隊か海上保安庁の埠頭近くではイラク派兵反対集会なんかが開かれている。土曜日早朝から交通の便の悪いこんな所で集会を行わなくてもと思うのだが。
 やっと海浜公園近くになって金網が無くなる。昔入った海浜公園が対岸に見えるが、ここは今は立入禁止になっているのだろうか。石狩新港の全景の写真では確認出来ないが、こちら側は駐車場と岸壁から釣棹を投げているが、対岸には人が居ない。対岸の右の先が海浜公園だったはず。
 ここで軽く昼食をとって一休み。さらに石狩方面にすすむと石狩漁港がある。このあたりは出入り自由で魚の直売所が数軒建っている。さらに進んで昔の石狩町(町の時代)役場跡地まで出るが、旧役場は取り壊され再開発事業でビルの建設中だった。
 ここからUターンして家に戻る。途中石狩の現在の市役所から左折して石狩街道へ出るか出発時の新川道路に合流するか迷ったが、朝に給水出来なかった前田森林公園の冷水器に未練があったので直進して新川道路に合流する。若干戻ることになるが、前田森林公園の休憩所で冷水器からボトルに補充、いっぱい飲んで一休み。やはり暑い日は冷たい水に限るなぁ。
 帰りは新川道路の車道を力一杯走る。若干の追い風だったので試しにサドルに座ったままで力一杯ペダルを踏んで40km/hまで出せた。無理なく走るには35km/hまでは大丈夫だ。
ツインタワー 途中、JR函館本線を越える陸橋から見るとJR琴似の高層ビルが見える。右が完成したビル、左が建築中のもの。両方完成する時には新たなランドマークになるだろう。建築中の風景をカメラに収めておく。100kmは逃したが、十分に走行可能だろう。いよいよ今年3度目の遠征が近い。
2004.07.31 (C)Mint 本日の走行62km 走行時間3:50 (車:行き0Km 帰り0Km 合計0Km)

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