札幌にも花見のシーズンが来た

コース概要
 札幌の中心から豊平川を渡って南側に桜の名所である天神山がある。ここは札幌市の国際交流のメッカである海外留学生の宿泊施設である天神山ハウスで有名。ここは昔、日ソ友好会館なんかがあったのだけれど、今はアサヒ・ビール園が経営していたジンギスカンとシャブシャブの宴会場が経営主体が替わって存続している。春の花見のメッカは円山公園だが、ここは器材持ち込みが原則。また、最も花見に適しているのは宮の森ガーデンだが、ここは交通の便が悪い。
 てことで最近の会社関係の花見はお手軽に、ここ百景園が多いのだ。
土曜日の午後、今シーズン最初のサイクロング(ポタリング)に出かける。

いざ出発
 自宅からは何時もの豊平川サイクリングロードを目指すのと同じルートになる。山の手通りを下って(南に向かい)北一条に出て山鼻通りを南9条に向かう。ここから更に直進して南14条を左折して中島公園を抜けて豊平川に出る。
 ここから幌平橋を利用して豊平川を越えてふと気が付く。そうだ、幌平橋では無くて南30条のミュンヘン大橋を越えなければならなかったのだ。
 しょうがないので豊平川河川道路をさらに南に向かう。札幌の春先の風は南風が多く、まったくの向かい風。これに若干の登りと追い越していく車の平均速度70kmと戦いながら南22条手前で左に折れて住宅街に入る。
 ここで新発見「精通川」。散歩道路が伸びている。ここは、再度チェックだなと思いながら対岸に出たいのだけれど登り口が無い。
 記憶を辿って「平岸バッティング・センター」の看板を見付けてなんとか百景園に到着したのは定刻直前だった。

何故か北海道の花見はジンギスカン
 日本全国に花見の習慣はあるが、北海道ではジンギスカン(焼き肉)が主流。当然ビールを飲んでの花見になる。昔、東京で花見に誘われたことがあって、皇居周辺だったのだが、お弁当と日本酒って組み合わせだった。さすがに若い人はビールだったが、飲めや唄えやの宴会で、ひたすら肉を焼くって北海道風とはえらく違っていた。
一番驚いたのはビールで溜まったためかトイレ前の行列で、夜の暗さを良い事に皇居のお掘り向かって立ションてのが結構いた。時代が時代なら不敬罪で死刑一歩手前ってことになりかねない行為だろう。
 で、北海道の春は夜は寒いので屋内で宴会ってのが手っ取り早い。後から紹介するが屋外の花見のメッカである円山公園なんかは、平日の夜はジンギスカンの煙と寒さ故にガブ飲みした酔っ払いで目も当てられない惨状を呈するのだった。
 町内会の花見なんかで集まった高齢な集団が多い昼間の百景園で2時間、飲み放題、食べ放題コースを満喫する。もちろん、向かい風、時速70kmの追い抜き車両、登り坂の自転車走行のあとのビールの美味さは格別である。

平岸バッティング・センターで一休み
 さすがビールを飲んでの酔っ払い自転車は気が引けるので、近くの平岸バッティング・センターで2ゲーム程打って一休み。積雪地帯のためか札幌にはバッティング・センターは数える程しか無い。冬場も営業してるのは中の島が無くなったので札幌ドーム近くのラーメン屋併設の施設だけになった。これ以外に僕が知っているのは、ここ平岸バッティング・センターと中央区の西高校近くのみ。スガイにも地方ではバッティング・センターが有るらしいが、札幌には無い。
 ここから円山公園の花見を見学しながら自宅に戻る。当日は春の連休後半が低温で雨だったことの反動か気温は低いが晴天だったので、待ちかねた花見で人が沢山出ていた。その模様は歩く隙間も無いほどの人出であった。ジンギスカンの煙がただよう嵐の前の円山公園。この後の夜の部が本番だろう。
青いビニールシートと持ち込みのコンロが定番の花見の準備は着々と進められていた。
 飲み放題と食べ放題で摂取したカロリーの10分の1程度を消化したポタリングであった。
2005.05.07 (C)Mint 本日の走行28km 実走行時間1:30

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