悲願の大通りクリテリュウムだった
ツールド北海道は20周年を向かえる北海道を舞台にした自転車競技だ。
北海道を大きく4ブロックに分けて、それぞれのブロックで持ち回りでロー
ドレースを展開する。
数年前から各地から札幌を目指して進むコース形式になり、最終戦は札幌で
のクリテリュウム(周回コース)レースで終える運営方式が定着してる。
このクリテリュウムの会場に札幌の都心部の大通り公園を使えないかとツールド北海道開始当初から検討が進められた。有志による署名運動も行われたが大通り公園の使用は許可されなかった。
今年20周年記念として有志悲願の大通りクリテリュウムが開催され、しかも最終戦まで順位が確定していない状況で白熱のレースが展開された。
結果はツールド北海道のオフィシャルページで確認いただくとして、
ツールド北海道オフィシャルサイト
現地で取材した結果様々な課題があったと思う。
最も大きい課題は道路警備問題だろう。当日は雨で人出が少なかったことが幸いしたが、午前10時30分の小学生の部から選手の走行が終わる13:30まで大通公園を閉鎖して使うのは大通公園を散策する人々に周知されたとは言いがたい。
実際に犬の散歩に来て犬を連れては入れないことに不満を持った人を見かけた。
また、警備の不手際で道路を横断させた女性が選手と接触し両者が転倒する場面もあった。
レースのコースとしての大通り公園の路面にも課題があった。
マンホールの蓋が随所にあり、当日が雨だったこともあり、思い切ったコーナリングが出来ない状況にあった。90度コーナが4箇所の単純なコースも観戦場所が少なくレーズ全体を見通せない悩みがあった。
悲願の札幌大通り公園クリテリュウムであったが、やはり郊外のモエレ沼公園でのクリテリュウムにはかなわない。
都会のビルの谷間は自転車レースは相応しくないと感じた。
写真は、大通り公園から旧北海道庁抜ける道を疾走する小学生の部の選手。
信号機が消灯されている。
2006.09.18 (C)Mint 本日の走行27km 実走行時間2:00