旭川近郊..美瑛、東神楽、東川、当麻

コース概要
 そろそろ、車で片道3時間も走らないと出発点にも立てなくなった。これからは、車でのC&C(Combine Cycling)だけでなく、公共交通機関も使った、本当の輪行を考えなくてはならない。
 最近のピストンコースは往復なので、50km進んで戻ってくる繰り返し。これなら、100km進んでJRで戻るほうが効率が良い。結局楽しみの取っておいた旭川市近郊の市町村をサーキットコースで回るのが、残された数少ないターゲットとなる。
 今回は、富良野からのアプローチで途切れた美瑛町を旭川方面から攻めて、このコースをいちおう繋いでおくことにする。
いざ出発
 去年の秋に雨の旭川サイクリングロードを走って、旭川市はデポ地点として確保。ここにNifのFCYCLOで聞いた河川敷の無料駐車場があるとのことで、ここに車で向かう。しかし、旭川は遠い。3時間20分かかってこの駐車場に到着。今日は往復で7時間車を運転するのかと思うと、そろそろ車での限界を感じる。
 情報のとおり、玉姫殿(もっとハイカラな名前に看板が変わっていたが)前の河川敷きの公園に無料駐車場がある。ここの橋の下に直射日光を避けて駐車。今日は天気が良いのでサイクリング後の車中灼熱は勘弁してもらいたい。公園の駐車場はガラ空き。時間が8時と早いせいもあるのだろう。早速自転車を組み立てて出発。
 今日のルートはあわ良くば8市町村を廻れるかもしれないサーキットコース。課題は旭川市をすんなりと脱出できるか。なんせ、旭川は四方に道が伸びる交通の要所。人口30万以上の北海道第二の都市。道が複雑に入り込む。で、案の定道に迷った(笑い)。地図を都度取り出すのは面倒なので、大きく二つ折りにしてバンドに挟む。どうもこの地図は市街地の縮尺と一般の縮尺に驚くほどの隔たりがあることに気付く。なんせ、市街地地図は今日初めて利用する。

東神楽(ひがしかぐら)町
 国道40号、39号を左に流し東川町に向かう。途中で道々90号と合流するはずだが、これがなかなか見えない。これを通り過ぎると今日予定のサーキットコースが取れないことになるので、あせる。
 信号の有る交差点で道々90号と合流、これを右に曲がって忠別川を渡り、左に進路を取って一路東神楽町へ。やっと地図の縮尺の感覚が足にも合ってきた頃東神楽町役場到着。なんと、花壇に囲まれた役場。本当、富良野方面への入り口として一見の価値がある役場に驚く。このあたりが観光のメッカとしての富良野地区の基礎になっているのだろうと感心する。
 ここから、旭川空港を卷いて国道237号を経由して美瑛町へ。なんと巨大な堤が現れて、これが旭川空港の北の端と気付くのにしばらくかかる。旭川空港の北は谷間なので、大量の土砂で埋立て末端が堤のようになっている。ここから国道237号と平行して、まさに旭川空港を卷くように進む道がある。

美瑛(びえい)町
途中、サイクリストの集団2組とすれちがう。 国道237号に合流して美瑛に向かう道でも、複数の集団とピースの交換(って言っても煙草を交換したのではない)。
 美瑛町直前にゼルブの丘を右手に見て美瑛町到着。役場を探すが、それらしきものは見あたらない。ただ、観光施設なのか大きな塔が目につく。と、これが、役場に併設した「四季の塔」なんと役場は立派なホテルのような施設。
 ここで少し遅い昼食と休憩。エレベーターで「四季の塔」へ登ってみる。おっと、目の前にインターネットのライブカメラで有名な美瑛小学校が。ここの校庭に行けば誰かにインターネットで画像を取り込んでもらえるのだが、連絡をしておけば良かった。逆にこちらから美瑛小学校の写真を撮る(意味なし(笑い))。
 美瑛の丘もバッチリ。
 JRの美瑛駅前に行くと、居るわいるわ、サイクリスト集団。今日は天気が良いのも幸いして、とにかく美瑛近辺はサイクリストが沸いている(ボウフラか!)。 輪行で今駅に付いて組立をしている者、集団で休憩している者、女性だけの集団。とにかく多い。交わされてる言葉も関西弁あり、関東弁あり、とても、北海道弁の「どこさ行く」なんてのは無い。

中川(なかがわ)町
 若干の距離のロスを覚悟で美瑛からは坊主山を経て中川町へ。それにしても今日は天気が良いのと気温が高いので水分の補給が必要になる。自販器でジュースを買っていたのでは何万円あっても足りない(少し大げさだが)。峠を下って地図にはサイクリングロードが有るらしいのだが、川を渡るタイミングを逸したので、忠別川の対岸の一般道を進む。東川町の役場で記念写真と休憩。ここに給水ポイントがあれば良いのだけれど、旭川方面の水道水はあまり水質が良くないので、コンビニで買ったイチゴ入り牛乳で水分の補給(これが、失敗のもと)。
 ここから道々37号に出て当麻町へ向かう方法もあるのだが、細かい道を辿れば近道で当麻町に出れそうだ。サイクルメーターは60kmを越えているので、今日はここまでで打止めかな。当麻町に次回の車のDepo地点が発見できれば、それでよしとしよう。
 一路キトウシ森林公園へ向かう。なにやら先ほどのイチゴ入り牛乳で腹の調子が悪くなってきた。どうも、森林公園の方向にお城が見える。まさか、腹の調子が悪くて幻像が見えるのでは無いと思うが。近づくとやっぱり天守閣。あれは何だろう。一体は家族旅行村とかで整備されアチコチにターブを張ってキャンプの用意をしている。なんと、北海道的な施設なんだ。

当麻(とうま)町
 こっから、農道を渡って一路倉沼川に沿って旭川方面へ。腹の調子が悪い。こんな時の特効薬は良い水を飲むこと。しょうがないので自販器でファンタレモンを補給。これで治まるのだから、我が体は安上がりにできている。途中、旭川の旭山動物園の手前を通過して当麻町へ。役場の前で記念撮影のあと正面の運動公園でひと休み。
 ここは十分車のDepoが出来る。それにしても運動公園なのに給水施設が無い。噴水が有るのに水が飲めないとは欠陥だなぁ。
 ここから、足を伸ばすか、旭川に引き替えすが、迷うところである。サイクルメーターは80km程、愛別と比布を回ってくるか、このまま引き返すか。  結局、次回サーキットコースにするためには、ここは逆に断念したほうが良いと結論付ける。
 最後は国道39号を、途中から40号を経て、出発地点の河川敷公園へ。なんと、朝にはほとんど車がとまってなかったのに、今はビッシリ。ここの事務所で再度缶ジュースを買って、とにかく今日は水を飲み過ぎるくらい暑かった。
1996.08.17 本日の走行102Km

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