キックボードのユーザーになりました
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正確な名前はなんと言うのだろう
北海道では「キックボード」って言い方が流行っているが、本当は「キック、スクーター」とか言うのだろうか。あの折りたたみが出来て前後に車輪が付いてハンドルのあるボードのことです。いちおう「キックボード」って名称で書きますが、そのうち名称の統一が計られるでしょう。そもそも、特許に配慮するような物件では無くて昔から有ったもののようである。
このあたりが「MTB」(マウンテンバイク)がアメリカでの商標登録を恐れてアルテラン(全天候)と称している、いわゆるマウンテンバイクの姿勢と違うところだろう。しかも製作会社はいわゆる振興国である。僕が入手したものは「maide in chaina」となっている。とにかく知的所有権が無いのか様々なメーカーが作っている。
で、値段だけの世界と思い12、000で購入した。一般的にこの「キックボード」は定価16、800円で去年の秋から扱われていた。今年春から値段が下がり(東南アジアの生産が始まった)いわゆる9800円は時間の問題だった。が、あえて、4月18日時点で12、000円で手にいれた。がしかし、ホーマック(北海道のホームセンター)で4月20日から9800円で発売されてしまった。しかもシェアが高いRAZOR製品。
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初期故障に悩む
娘が町乗りして帰ってくるとなんか後輪の回転がおかしい。カラカラ音がする。娘は「砂が入った」と言ってベアリングを拭いているがこれは変だ。早速全体を分解してみる。どうもベアリングの回りが悪い。もちろん、砂なんか入る隙間は無い。当面、様子を見る事にする。
故障の原因がベアリングにあるようなので、体重の大きい(笑い)私が走ってみる。経験から言うと十中八九ベアリングの玉が傷ついている。車輪ごと買い替えれば良いのだが何処に売っているのやら。近くのキックボードを発売している自転車屋で聞いてみるがが扱っていないとか。売るだけ売ってメンテナンスしない最近の零細自転車屋の姿勢が見えてくる。もっとすごい自転車屋は自転車は売るがパンク修理しないホームセンターのような所だが、それに次ぐなぁ。メンテナンスキットは物を売る者の当然の事だと思うのだが。
インタネでキックボードを検索
gooでキーワードは「キックボード 車輪 交換」なんて入れて情報収集する。どうもベアリングを交換してチューンナップする部材が発売されているらしい。そうかぁ、修理と思うからなかなか見つからないのだった。チューンアップと思えば、あるある、自転車オタクの殿堂、北6条西22丁目の「サイクル大野」。
なんせここはポルシェの自転車とメルセデスベンツの自転車が並ぶ知る人は知っている(あたりまえだか)自転車オタクにうれしい自転車屋。
行ってみるとありました、ありました、RAZOR用のハイスピードキットが。車輪とベアリングでベアリング4個で1500円。タイヤは1個1800円。もしタイヤを買うと3000円くらいかなと思っていたので、まずまずの値段で思わず衝動買い。実はわが家のキックボードの車軸と微妙にサイズが合わないので車輪も購入したのであった。
車輪交換でキックボードは蘇る
で、取り替えた壊れた車輪をジックリ分解してみると、やはりベアリングがバラバラになっていた。先ほど車軸が違うと思っていたのは壊れたベアリングの残骸の外の輪が残っていたためと判明。これを取りさって車輪を比べると同じサイズ。
おいおいと思い壊れたタイヤのベアリング(1車輪左右2個のうち、一個は健在のため)を抜き、ナンバーを見ると608番。ベアリングは型番でサイズが決まっているので買ってきたベアリングを見ると同じ608番。なんだぁ。キックボード用のベアリングは規格もので同じなんだ。だとしたら、608番単体なら300円くらいでホームセンターで買える。しかも「高性能」と歌っているのは日本鋼管製で、わが家の壊れたベアリングは韓国製。
なんてことは無い。キックボードのテクノロジーはベアリングで決まり。しかも全ての部材が3流でもベアリングだけは1流を使えば高性能が得られるってこと。結局3300円出して勉強になった。実費300円の修理だったってこと。キックボード修理の知識を差引3000円で得たってことか。