尖閣諸島海保ビデオは「流出」「漏洩」「内部告発」??

早起きは三文の得である
 6時頃に真偽が定かではないが尖閣諸島での中国漁船の行為を撮影した動画がyou-tubeにアップされたようだとのニュースを新聞社のHPで目にした。早速you-tubeで検索して海上保安庁の撮影したと思われる画像をダウンロードした。もちろん、アップしたのはsengoku38のアカウントでアップされたオリジナル(って、適語なんだろうか?)である。
 実はその前日に警視庁外事3課の情報と言われている漏洩資料をダウンロードしている。今はwinnyを自宅で使っていないのでgoogleからのもので、googleのアカウントでダウンロードしたから、当方のアカウントは世界の何処かのサーバーに収載されてしまったが、ま、入手自体は違法では無いのでよしとする。このファイルについては個人情報が多すぎて内容を記載出来ないが、正直言って警察に協力すると個人情報が暴露されるって恐ろしさを感じる「陽子.pdf」とだけ記載しておく。
 で、オリジナルのsengoku38氏のアップした動画だが、その後、海上保安庁が撮影した画像を編集したもので本物であることを政府自ら狼狽しながら認めている。6本に分割されているのはyou-tubeの1本15分以内の制限のためで全編は44分程になる。
 当日、大学での講義があるので昼に自宅に戻って講義の準備をしながら最新のテレビ番組を見ていたのだが社民党の福島みずほ氏の発言には耳を疑った。
 「衝突って言うからドカンと衝突したと思ったらこすった程度だった」
 「流出させた人間は誰なのかの調査が大切だ」
 これに対して同じ番組に出演していた八代英輝弁護士は目がテン状態だった。
 状況証拠が明らかにすることは中国漁船の違法性であり、衝突現場は公海上であったと社民党の福島みずほ氏が聞いていると発言したので、罪は領海侵犯では無く、船舶往来危険行為であると八代英輝弁護士言った後の発言だったから目がテンになったのだろう。
 今回の問題は漁船が故意に衝突してきた公務執行妨害なのだが領土問題に無理矢理持っていく論調が多すぎる。今回の事案を領土問題と関連づけて妙にナショナリズムを刺激する評論家は百害あって一利無しだ。

マスコミのチキンぶりには失笑
 当日朝にダウンロードして44分の全編を見る時間的余裕が無かったので7時のNHKニュースを見て驚いた。you-tubeに掲載された動画を使ってニュースを構成しているのだ。NHKの朝のニュースを見て最初に感じたのはマスコミは自らの手でニュースのリソースを捜すのでは無く、インタネ取材だけでニュースを構成する体質になったのかって点である。
 尖閣諸島で中国漁船による行為が何だったのか。これを正しく国民に伝えるのがマスコミの使命では無いか。それが出来ずに安直にyou-tube画像を利用してニュースを構成するNHKの姿勢は「流せば良い」って電波屋に徹したメディアの実態を表してる。自らの番組編成を放棄して話題のものを流す機能にマスコミが堕落した証左だ。
 「you-tubeからの画像です」と注釈入れた段階で膨大な視聴料をかき集め構築されたNHKの報道体制は一気に崩壊した。情報収集に何も出来なかったNHKを自ら認めた行為だった。
 民放の中には骨のある奴も居て、あくまで断片画像の掲載だけで動画を流さない根性を見せた局や新聞社があったが、基本的に「負け犬の遠吠え」としか感じない。
 そもそも、政府が現場の映像(それが意図的な編集が無い前提だが)を隠匿する意図は何か。ここを明らかにしてもらわないと先の仙谷&丸山和也の電話交わされた内容に「APECがつぶれる」「日本は前から属国」の発言の真意が見え隠れする。
 つまり、この動画を国民に明らかにすることにより引き起こされる日本の国益のマイナス面を誰が判断しているのか。結局、国益を損じているのは非公開を選択した政府なのではないか。だとしたら、日本国民として糾弾すべきは政府である。にも関わらずマスコミは既成事実であるyou-tubeでの公開以前に取材を怠ったのではないのか。
 結局マスコミは政府の御用機関でしか無く、正義の味方みたいな態度で国民を騙していた体質をまた明らかにしてしまった。
 「情報は民主主義の糧である」とはかのアメリカ副大統領のジェファーソンの言葉だが、まさに情報を操作することなく伝えるのがマスメディアの使命、いや、存在事由だろう。それをyou-tubeに頼って、おまいら、給料泥棒でNHKは視聴料泥棒だ。恥を知れ!

該当動画は教育用編集されたもの
 非常に参考になる。犯罪を立件するに必要な事実とは何かを動画は教えている。実はこの44分の動画はマスターから教育用に編集されたものだった。今後増えるかもしれない中国漁船の違法操業(領土問題とは一線を画すのだが)の取り締まりはどのようにあるべきかを教育(広報)するために抜き出して編集した動画だ。
 石原東京都知事の入手した情報には、この後に中国漁船に乗り込んで船長逮捕までに中国漁船の武力行使の実態があるとの情報もあるが、今回の動画では収載されていない。
 石原東京都知事の会見では「乗り込もうとして海に落ちた海上保安庁の職員を中国漁船の船員がもりで突いた」ってものだ。この部分の情報「漏洩」も期待したい。
 中国漁船の違法行為に対応する教育用ビデオが何故か検察への告発用編集を行ったビデオと報道されるのも不可思議なのだが、44分の動画の中には逮捕劇の動画が無い。本当に何が尖閣諸島での逮捕劇にあったのかは今回の動画では解らない。ただ、誰が漏洩したかは別にして、現場で起きた状況を正しく国民に伝える努力を民主党政権は怠っている。
 国民が情報を得る場面を阻害したのは民主党政権だ。
 動画を見る限り本当に尖閣諸島で何が起こったのかは解らない。単に事案立件の手法のガイダンスでしか無いのだから。
 もちろん「教育用に編集」の時点では機密扱いでは無く、検察への状況報告の性格を帯びたものだった。その取り扱いが杜撰だったかどうか、現場には機密の意識はさほど高く無かったと思われる。
 国会での公表から情報管理が厳格化されたが、この映像は初期の段階で編集されたもので当時は機密扱いされていたのかどうか、このあたりをマスコミはしっかり取材すべきだろう。
 どちらにしても、逮捕劇の動画が望まれる。

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2010.11.07 Mint