自転車トレーニング、札幌周辺コース

札幌コース

 札幌は石狩平野に広がる平坦な土地なので自転車のトレーニング向きのコースを設定するのは難しい。山岳コースが限られるのだ。札幌で高低差が生じる場所は南方面に限られる。
定山渓(じょうざんけい)を越えて中山峠(標高836m)まで行けば山岳コースだが、ここの途中にある定山渓トンネルが排気ガス充満で、まったく自転車には殺人的トンネルなのでとてもトレーニングコースにお勧めは出来ない。自転車で10回も通過したら2回は死亡するのではないかと思われる排気ガス充満のトンネルなのだ。僕はここの札幌から定山渓に向かう登りで救急車一歩手前まで行った。酸素欠乏で意識を失いそうになるのだ。
 自転車トレーニングの山岳コースと言えば中央区盤渓(ばんけい)の小林峠だろう、さらに南に向かうと南区の白川峠とか有るのだけれど、このあたりは季節によっては熊出没警戒地域になる。車だと逃げ易いが自転車でしかも登りとなると熊に出会っては逃げようもないので、ちょっとお勧めできない。
 わが家は札幌の西方に有るので山岳コースには近い。最もハードなのは標高1024mの手稲山(ていねやま)を登るコースだろう。実は数年前にここを閉鎖されている山岳道路も登り1024mの手稲山山頂を越え西区の平和の滝へ降りる「山サイ」をやっている。登りは乗れたが下りはほとんど「担ぎ」だったのだが。(詳しくはここのメニューから)
 自宅は「発寒川サイクリングロードから1m(は、無いか)ではないが僕の部屋の窓から50m先に発寒川が見える。ここから上流には現在5kmサイクリングロードが伸びている。また、下流には旧農業試験場まで、ここから少し公道を渡って新川サイクリングロード(何故か、現時点でここは札幌市の公式ガイドブックに掲載されてない)につながる。
ところが、このコースにはトレーニング・コースとして難点がある。ひとつは上流に向けてのサイクリングロードは西野左股で信号を渡らなければならないのだ。素直に道路の下にトンネルを通せば良いのだが、その予算が無いらしい。だから、ここはサイクリング・ロードと札幌市が言っても「犬の散歩道」なのだ。で、ジョギングする人やサイクリングする人から「犬を飼う人のマナーがなってない」なんて訴えが町内会にある。時には区役所、市役所にもある。結局、サイクリングロードの看板を降ろしたくない札幌市は併設する「犬の散歩道」を作り始めている。まったくの税金の無駄使いだと思う。犬を散歩させる人のマナーが悪いだけなのだ。
 で、僕の設定するトレーニングコースではこのサイクリング・ロードを登りながら左股線と合流した地点で左股線に移り盤渓(ばんけい)を目指す、その先は小林峠、標高280mである。最初が「峠越え」である。この峠を越えて下った先が南区真駒内である。鮭博物館、アイスアリーナが有る地域に出る。ここは豊平川サイクリング・ロードの上流の始点でもある。正確には豊平川サイクリングロードの起点は滝野スズラン公園なのだが、ここから豊平川まで歩道を伝ってくるサイクリングコースで自転車専用道路では無い。
 ここから豊平川の右岸を下り、途中で自転車&歩行者専用の橋を渡って左岸に出て一路豊平川を下る。こちらが「公式」のサイクリング・ロードらしい、看板には出発点が冬にクロカンで通っている「滝野すずらん公園」でゴールが「野幌自然公園」らしいのだが、現在全体像を把握するために調査している。このコースの全貌はまだ良くわからない。と書いたのだが2002年9月7日の調査でその実態は解った。
 小林峠を越えて疲れた足を下りで冷やし、豊平川サイクリンロードを下って豊平橋で折り返す。本当はこれから先に進むと札幌市のガイドブックに出ている野幌に向かうらしいのだが、トレーニングとしてはここ豊平川コースを折り返す。ここから10kmを標高差40mくらいで登る。ここのコースは一周20km程なのだが、徐々に伸びて今では1周25km程になっている、こちらは山岳コースと違い高速ツーリングコースだ。1周1時間程度、時間があれば周回を重ねることができる。問題は風で上りで向かい風の時はかなり厳しいコースとなる。
 帰りは南9条を戻ることが多い。本当は交差点や信号の無い道があれば良いのだけれど、とりあえずは市内走行で戻る事にする。
このコースをトレーニングに利用している人は結構多いのではないかと思う。
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