いざ出発
少し遠回りになるが、札幌新道を経由してモエレ沼公園に向かう。一番のメリットは市街地走行による信号ストップに煩わされない点。新道は一部路肩が広く自転車で快適に走れるが自動車も高速で走っているので注意が必要になる。特に西1丁目から東1丁目あたりでは交差点が複雑で駐車車両も多いので注意が必要だ。
国道275号線に左折する1km程手前で左折すると遠くに新しい丘が、そこに昇る道が白く見えてくる。
公園内でモエレ山の周囲を走ると斜めに巻く道路と直登の階段がある。
直登の階段は手すりこそあるが、かなりきつそうなので、ここから右に回り込んだ白い道路の下に自転車を止めて登り始める。
この道が、さきほど札幌新道から見えた登り道で、モエレ沼公園の外側から内側へ眺望が開ける登り道となる。コンクリーのパネルを重ねた段差の階段で、最後の部分は階段になっている。当日は風が弱かったが、手すりも無いので実はさきほどの直登コースのほうが安全かも知れない。
自転車から外したサイクロメーターの高度計で登りはじめは12m、頂上の直径20m程の広場で再度確認すると55m。実質標高差43mとなる。
新聞などでは高さ52mなんて記述もあるが、これは海抜高度ではないだろうか。
山として登録されるだろうか
実は、産業廃棄物(廃土)を積み上げて表面を土で覆い芝を張った人工物なので、山として登録されることは無いだろう。しかし頂上からの眺望は他に高い建物が無いので360度水平線が見える。西方面の手稲山側は山地だが、東から北へは石狩湾に添って地平線が広がる。残念ながらこの高さでは海は見えない。
頂上からの眺望は
西北方向、
モエレ沼周辺と別途ワイド画面で掲載している。
頂上では犬の品評会みたいになっていて、まったく公園に犬を連れ込む感覚が解らない。犬嫌いな僕としては最近はやりのフリーになるワイヤーで犬を連れているのも気になる。いざと言うときに飼い主の意志で犬を止めることが出来ないじゃないか。
高さ40m程の山だが、サイクリングの大敵は実は階段。前に浜頓別に行ったときバスターミナルの2階にのぼれば廃線博物館があったのだけれど、足への負担でパスしたことがある。今回も、あと1時間ほどかけて白石サイクリングロードを目指そうとも思ったが、途中豊平川サイクリングロードを直進して南9条から戻ってしまった。
翌日サイクリングでは使わないふくらはぎが筋肉痛になって、この判断は正しかったかも知れない。
2004.10.30 (C)Mint 本日の走行44km 実走行時間2:30