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どっちも総理の器では無い
小沢一郎氏が民主党の代表選挙に立候補するらしい。何を今さらの感がぬぐえない。そもそも、反小沢グループに民主党を牛耳られて急速に求心力を失う小沢一郎氏が窮鼠猫を噛む勢いで立候補するのだろう。ところが政権交代した今では民主党の代表イコール総理大臣な訳で、結局最後まで数の論理で押し切って小沢一郎氏が総理大臣になっても何も日本に良いことはない。もっとも現在の総理大臣である菅直人氏も代表選挙にばかり関心を持って国政をないがしろにしているのでこれまた総理大臣を続けることは日本に良いことでは無い。 政治家が総理の座を賭けて政治ショーをやっているあいだに、日本はドンドン世界から取り残されている。そもそも先の二人は総理大臣になるのがゴールで総理大臣になって何をするのかのビジョンはまったく無い。学芸会に一生懸命で受験に失敗した高校生のような力量しか無い。 政治屋ばかりになった日本の国会の醜態が今回の民主党の学芸会だろう。国民の代表として政治を預託されているのに、本当、やってることは学芸会だ。 これで確実に政界再編成が進むだろう。小沢一郎氏得意の数の論理が結局新たな数の論理を構築すべく政界再編成へ繋がるだろう。選挙の結果がどうあれ、負けた側は民主党を割って自民党の一部と合流して新政党となるだろう。いくら政権政党って引力があるとしても、野党としての気楽さにはまって、国政の重圧に耐えきれない民主党議員が古い層に数多く居るのが事実だ。彼らは、国民の生活を担うなんて気概は無く、「センセー、センセー」とおだてられることだけに生き甲斐を感じている政治屋なのだから。 |
2010.08.26 Mint
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