菅直人氏の政治音痴は仙谷官房長官問責への無関心

内閣支持率低下は仙谷由人官房長官
 菅直人総理大臣が政治音痴だと思うのは新聞等の報道からしか情報を得ていない所に一因がある。かつての市民運動家としては個人から寄せられる情報は公の場で利用できないので一生懸命マスコミ情報を収集していたのだろう。その癖が総理大臣になっても続いているようだ。
 先の北朝鮮による韓国砲撃を「報道で知った」ってのは日本の総理大臣として失格だろう。情報網を持たない総理大臣に国防が託せるのか。
 また、報道の世論調査で民主党の支持率低下は「政治と金の小沢問題」と報道されているのを真に受けている政治音痴だ。実はマスコミは「売りたい」がために世論調査に小沢一郎問題を設問として盛り込んでいるが「仙谷由人官房長官問題」はマスコミの自己の利益のために封印している。粘着質でカメレオンのような仙谷由人官房長官を敵に回したくないってマスコミの意向がそのまま報道に直結している。
 その背景も知らずに『内閣の支持率向上には小沢問題解決かぁ』って政治音痴が菅直人総理なのだ。あきれかえったメ○ラだ。
 あのカメレオン仙谷由人官房長官がこれまで何をしてきたか、国民に尻を向けて屁をこくような言動は国民にどれだけ内閣への信頼を失なわせたのか。その真実に気がつかない菅直人総理はまったく裸の王様だ。情報源が無く、あっても情報処理能力が無いのだから、今の支持率は当然の結果なのだが、そんな人間に一国の総理大臣を任せられないって国民の総意が世論調査での支持率に表れている。
 にも関わらず国政への努力を怠って、不支持の原因を潰していけば支持率は上がるって企業の課長クラスの思考回路しか持っていない菅直人総理大臣は国民からはNoなのだ。

カメレオン仙谷由人官房長官
 弁護士って政治家に向かないと思う。決められた法律の範囲でしか物事が考えられない。実は政治家は法律すら変えられる最高権威者なのだから。大阪の橋本知事も支持率は高いが問題発言が多いのは弁護士が職業感覚で身につけた「巧みな詭弁」がなせる技である。弁護士は思いつきと閃きの職業で、しかもその場その場を乗り越える術にはたけている。裁判の場面がまさにそうだ。しかし、既存の殻を脱皮して新たに何かを作る能力についてははなはだ疑問だ。
 仙谷由人官房長官も調整役としての能力を発揮すると期待されたのだろうが、弁護士にあってはならない自己主張が前面に出すぎる。自衛隊を「暴力機能」と呼んだのは単なる失言では無くて自己主張の論理の中では自衛隊は左翼の定番の表現である「暴力機能」だと認識しているからだ。
 政府の一員なっても自己の信念は国民の意向に優先するってとんでも無い官房長官なのだ。
 言わして貰うけど、東大闘争の時に敏感に機動隊突入を察知して「俺、弁当の手配に行ってくる」と言ってバリケードを出たのは仙谷由人官房長官だった。その自己中心な行動が今もって続いているのが官房長官としての責務を果たせない要因だろう。
 政権与党ってのは各自が無責任に勝手に政権を批判していた時とは決定的に違う。国民に与党として責任を果す責務を負う訳だ。その認識の無い民主党に対して国民はNoなのだ。だから支持率が低下する。
 この支持率低下は前述の「責任を果す責務の自覚」から言えば戦犯は仙谷由人官房長官、上から目線の蓮舫氏、極右なのに政権参加に固執する前原氏などだが、その任命責任の菅直人総理がもちろん最大の責任者だ。

仙谷由人官房長官はテロリストの本分発揮
 民主党は党の要項も無い寄せ集め集団だがその中に潜む野党根性はすさまじいものがある。そもそも民主党の中に「鳩山由紀夫氏のほうがましだった」とか代表選挙で小沢一郎氏に国家議員票で200票近く集まるのは与党としての経験を受け継ぐ必要があるって、政権交代後の現実路線を考えた結果だろう。
 大連立論が下火にならないのも政権与党としての未成熟さが国政を危うくしているからに他ならない。与党左翼思想の幹事長では未経験ゾーンで試行錯誤を繰り返すだけだ。野党になった自民党と是々非々の関係を作ることこそが国民生活の安定に繋がるのだが、現在の菅直人政権にはその大局観が無い。
 通常国会前に内閣改造を行う予定だが、単なるつじつま合わせの組閣では無く、上記の是々非々体制で通常国会に臨む思想が反映された組閣でなければ通常国会は乗り切れないだろう。
 大連立とまで言わないが上から目線で大局を見誤り、各自が試行錯誤を重ねて国民を危うくする菅直人政権は原口前総務大臣によれば「明治維新が来て新政権が樹立されたが、その新政権を新撰組に乗っ取られてしまった」と言わしめるものだ。
 坂の上の雲を目指すのならば、旧来の自民党の政策の是非を互いに評価し、協力できる面を政策として共同提案するような政治判断が必要なのだ。昨日の敵は今日の友、その政治運営が国民から望まれている。それが支持率回復への王道だ。
 しかし、仙谷由人官房長官はその体制を望んでいない、日本の政局不安定を加速するテロリストなのだから。

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2011.01.11 Mint