時事問題、政治、経済、言いたい放題 2011年
2011年11月
相次ぐ大臣の失言と資質の無さが国会の争点。消費税増税も暗礁に乗り上げたきらいがある。大臣のポストにしがみつく一川防衛大臣と山岡国家公安委員長、これを派閥のバランス重視で更迭しない野田佳彦総理大臣。政局しか無い国会が露呈している。TPPも感情論で論議を戦わす国会になっていない。唯一参議院の国会中継動画が論争を教えてくれるだけ。
2011年10月
突然のTPP騒動で政局はガタガタ。民主党内部にも反対派が多く野田佳彦総理はAPECでの参加表明すると政治生命にかかわるかも。
東日本大震災から7ヶ月を経てもなお復興は一向に進まず逆に福島第一原発の放射能は全国に拡散していることが判明。ホットスポットの発見に騒然となったり、過去のラジウム試薬が発見されたりと政府の対応の稚拙さが国民を不安に陥れている。
2011年9月
福島第一原発の事故から半年が過ぎて事態はさほど好転していない。そもそも福島第一原発は「制御可能」状態のうちに手を打っておけば核の拡散は防げた公算が高い。ホットスポット、スーパーホットスポットは自然が行う「除染」に人間(政治)が追いついていない証左。
今後、ピンポイント除染によって効率良く除染が進むかもしれない。そのためにはガンマ線カメラの実用化が必要だが、技術開発に半年も遅れを取っている。
2011年8月
やっと菅直人総理大臣が辞任し、民主党は新しい代表を選ぶ選挙を行ったが、上位2名による決戦投票で野田佳彦総理で決着。党内融和を唱える野田総理だが民主党の自民党化がますます進む。
2011年7月
のらりくらりと総理大臣を続ける菅直人氏。ここにきて民主党内でも我慢の限界を感じている面々があらわれた。しかし烏合の衆で実行力に乏しい。やはり小沢一郎頼みなのか。政治の空白は民主党自らが招いている。それに切り込めないのは原発問題で自らに火の粉が降りかかることを恐れる自民党の腰砕けが原因。
国民不在のチキンレースは延々と繰り返される。
2011年6月
菅直人総理大臣に対する自民党提出の内閣不信任案に民主党の一部が造反して賛成票を投じる事態になった。菅直人総理大臣と鳩山由紀夫元総理大臣の会談で菅直人総理大臣が「目処が来たら辞任する」と確約。鳩山由紀夫氏はそれを6月末と勝手に解釈して内閣不信任案否決を誘導。その夜、菅直人氏は「原発が落ち着くまでが目処」と続投宣言に近い発言を行う。鳩山由紀夫氏は「ペテン師」と罵るが政治の世界では欺された方が悪いのが常識。
2011年5月
地震の復興は一向に進まず、自民党の菅総理大臣への不信任案に民主党から大量の造反組が出る事態になった。福島第一原発の1号機から3号機まで全電力喪失から数時間でメルトダウンを起こし、どうも、メルトダウンを超えてメルトスルーを起こしていたらしい。原発事故の沈静化にはまだまだ時間がかかる模様。
2011年4月
地震が起きての初動体制の不完全がそのまま復興の遅れとなっている。蓄積した放射能で避難生活を余儀なくされる範囲は拡大。全て国の命令で行って保証金は東電が支払とは行かないだろう。そろそろ震災がらみの裁判が出てくるのではないか。
2011年3月
「想定外」が繰り返される東日本大震災だが、安全管理の想定外であったとしても危機管理は迅速に遂行されなくてはならない。安全管理の範疇で事に当たるから危機管理対応が全くできていない。
東日本大震災は混迷のまま無為に数か月が過ぎていくだろう。福島第一原発の安定には数年スパンの対応が必要だが、災害復興は日々の対応が必要だ。
2011年2月
どうやら菅直人内閣は風前の灯火と化している。2011年は安泰かと思ったが急激な支持率の低下に打つ手が無い。ここまで支持率が低いと衆議院の解散も出来ない。
2011年は早々にまた政局に突入している。民主党は事実上の分裂状態で国家運営に当っている。菅直人内閣に見切りを付けた行動も多々見られる。
2011年1月
2011年は政権交代した民主党が本格的な予算措置を行う年。しかし相変わらず不慣れな政権運営でリーダーシップを発揮できていない。旧来の政治の手法で政権交代しただけでは国民の期待には応えられない。
新しい政治手法を模索したが結果として自民党的な政治手法に回帰しつつある2011年の日本の政治。
古い政治体質と新しい政治体質の競争が無ければ変革は進まない。
政界を再編成して国民の預託に応える責任有る政権を作れるのか。それが2011年の大きな政治課題だろう。
2011年の時事問題からも目が離せない。