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除染行程は記載されているが
これは福島第一原発の敷地の除染計画。ガレキを撤去して一箇所に保管する計画になっている。敷地外にまき散らした放射能の除染に関してはこの工程表には無い。仮に東電は福島第一原発の修復に関わるものしか行わないとしても、この東電の工程表を補完する日本国政府の大きな工程表が必要になる。それは、汚染前の日本に戻す工程表だ。 積極的除染では無いが各地の下水道の汚泥から高濃度の放射能が検出されている。雨によって流されてきた放射性物質が下水道で集まって汚泥として高濃度になったものだ。これは当面下水処理場で保管となっているが、その保管状況が管理されていない。一定のベクレル以下のものは廃材として搬出され埋め立てられる。前は建築資材としてコンクリートに混ぜられたのだが今は引き取り手が無いので埋め立てられる。これが風に乗って飛び散り雨によって流されて一部は再度下水処理場に流れ込んでくる。この循環で自然に薄まるのを待つしか無い。 下水処理場で保管のものは行き先が決まらずやがてオーバーフローしてしまうが政府はこの処理方法が決定していない。 このような自然に起きる除染にすら対応できていないのだから、積極的に行う除染は扱いが千差万別だ。 小学校のグランドの表土をかき取り放射線量が下がるのが確認されたが、かき取った土は処分の方法が決まっていないので積み上げてビニールシートで覆っている。雨や風で再度飛散するのは目に見えている。 |
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2011.07.28 Mint
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