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民主党は様々な意見の集合体
自由民主党とは何かを語ろうとする時、綱領(こうりょう)を読めば解ると言えるが、民主党には党としての綱領が無い。作ろうともしない。まとめ上げるだけの統一性が無いから作ることは出来ない。これが、民主党が党として一枚岩になれない最大の弱点だ。だから代表が代わる度に政策がコロコロ変わる。選挙のスローガンでは一枚になれても政策では180度意見が違う人間も含んでいるのが民主党だ。寄せ集めの乗り合いバスである民主党は自由闊達な意見交換のために綱領を定めないのだとの意見が内部にあるが実体はまとめ上げる力が党内には無いってことだろう。 では「政党」とは何だろう。実は前にも書いたが「政党」とは憲法にも書かれていないし、法制度では唯一政党助成金の対象集団として明文化されているだけだ。それを逆手に民主党は選挙活動団体としての政党を維持してきた。綱領の無い政党はそうとしか呼びようが無い烏合の衆だ。 そのような民主党の現状にあっては、代表によって政策が変わるのだから、せめて代表選挙では政策の違いを明確にすべきだろう。そもそも政党に綱領による基本方針が無いのだから、代表選挙は政策を明確にする戦いでなければならない。国民は選挙の時に綱領の無い民主党に投票したのだから、その代表は大臣に成りたいってだけで互選されるのでは無く、政策を明確にし、誰が誰に投票したか明確にし、国民の次回の選挙での投票行動に結びつける配慮が必要だろう。それが民主主義だ。 しかし、実際の民主党の代表選挙を見ると「数合わせ」だけ。これは、通常の選挙と同じ「数の論理」を全面に出しているだけ。 一国の総理大臣を選択する重みは無い。せいぜい、学級委員の投票と生徒会長の投票程度の違いしかない。 |
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2011.09.06 Mint
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