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5000万円は裏金
何とか「私的な借入金」で逃れようとしているが、このシナリオは無理偏に無理つくりを書いた漢字で戦略的には最悪のシナリオだ。そもそも、借用書なるものを公開したのが間違いで、その手法が猪瀬直樹東京都知事が政治家として小物で政治手腕の稚拙さを感じさせるものだ。『選挙の話をしたら、援助しますと5000万円を渡された。選挙資金は自分で用意しているので、預かり金として個人で管理していた。その後、徳洲会の選挙違反事件が報道されたので有らぬ勘ぐりをされてもと思い返却した。裏金と言われれば裏金かもしれないが、徳洲会には何ら便宜をはかったことは無い。』で抗弁するのが最適な危機管理であったろう。 徳洲会と猪瀬直樹知事を仲介した一水会代表の木村三浩氏が「徳洲会が裏金をばらまくときに借用書を取っていたなんて話は聞いたことが無い」と週刊文春で話しているように、贈った側に貸した意識が無いのに借用書が存在するのは迷惑な話だ。有る意味、裏切りだ。自分だけ助かりたい行為は徳洲会への挑戦でもある。 そもそも、家宅捜索の時に無造作に置かれた5000万円の出所を訪ねられて「猪瀬が返してきた」と言ったことから事件が発覚しており、お金に名前は無いのだから「いつ何時必要になるか解らないから常に5000万円の束を用意している」と言えばその場は済んだ話なのだから、それをあえて名前を出した所で猪瀬直樹東京都知事への復讐の第一歩開始と言ったところだ。 |
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2013.12.18 Mint
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