東京都知事は舛添要一で良いわけがない

首都の顔たり得ない経歴
 厚生労働大臣だった事をマスコミは書くが、2度の離婚歴はどのマスコミも書かない。アメリカを代表に西欧では離婚歴は選挙では糾弾される。一人の女性を幸せに出来なかった男が国民の幸せを実現できるかって発想だ。これには一理あると思う。知事のような行政府のトップは都議会である立法府のトップと違い法律実施のための調整を主たる業務とする。厚生労働大臣だった時のトップダウンとは違ったトップダウンが求められる。
 「戦略」に乗っ取って法律を作る立法府と違い、行政府は出来た法律を実現するために「戦術」を練るのが職務だ。実際の日本の政治は「戦略」無き立法府(国会)が「戦術」の官僚に「戦略」を丸投げしている機能不全が大手を振ってまかり通っているのだが。
 地方自治(実は、元衆議院議員の逢坂氏は「東京集中の国政」と言っていたのだが、東京都も1地方自治団体である)の基本は行政機能である。本来、地方の独立性を重んじてしかるべきだが、現在の状況は江戸時代の藩による地方自治には遠く及ばない中央集権である。
 東京から日本を変えると言っても、法律の縛りで出来ないことが多すぎて東京もニセコ町も同じ縛りで行政制度は運営されている。人数の多寡は別にして生活保護なんかは国の補助金に依存した地方自治の「事務処理代行」なのは何処の自治体も同じだ。
 その状態の中で舛添要一氏が新風を吹かせられるのか。はなはだ疑問だ。東京都はスポットライトを浴びる機会は多いが、所詮、地方自治体の枠を出てはいないのだから。

世界標準では離婚歴2回は駄目
 政治家として離婚歴は致命傷なのが世界の常識である。ま、唯一フランスは別格だけれど。日本を代表する東京の顔として離婚歴2回+αの知事が誕生して東京都民は恥ずかしくないのか?
 しかも、過去の2人の婦人に加えて婚姻外で子どもを設けている。その養育費を払えない経済状況なので払わないと告げて裁判になっている。こんな人が日本の顔で良いのだろうか。マスコミに操作された情報で動く典型が東京都民だろう。それは東京に限ったことでは無くて、マスコミは世論を汲み上げるのでは無くて自ら世論を操作する。その意味で東京都知事に舛添要一氏が当選したら、それはマスコミの偏向した報道のなせる技だろう。
 オリンピックを2020年に迎える東京都で離婚歴2回+婚姻外の子どもなんて知事は世界に通用しない。そんな知事を万が一選んだら東京は世界の笑いものだ。
 そんな意識を持てと伝えるマスコミは皆無だ。世界の政治家に求める資質を分析してみたら良い。そこには舛添要一氏のような政治家像は無い。それを隠して報道するマスコミは組織の利益を優先する集団でしかない。
 舛添要一氏の何処に問題があるのか。それは過去の婦人と愛人に取材すれば見えてくること。それすらしないマスコミは常に「勝ち馬側」って100年の歴史が示している通りの行動だ。
 先の大東亜戦争でのマスコミの勝ち馬に乗るって、あり方が一歩も進歩していないのが改めて確認できる。離婚歴2回は東京の顔として失格だ。それを都民に気づかせるのがマスコミの使命だと思うのだが。


2020年東京オリンピックを迎える
 知事は辞任しなければ人気は1期4年だから、今回の都知事選挙で当選しても2020年の東京オリンピック時の知事とはならない。けれど次々回の知事選挙でも「現役有利」の法則が働くだろうから実質2020年東京オリンピックの顔となるだろう。
 想像して欲しい、桝添要一知事がオリンピック旗を次回の開催都市に渡す映像を。その頃には婚外子の養育費問題も方が付いているだろうが、髪も更に薄くなっているだろう。
 国際的に通用する品格を感じないのだ。評論家として政治家としてやり手かもしれなしが、品格を感じない。それは攻めるのは得意だが守りに弱い前東京都知事の猪瀬直樹氏に通じるものがある。どこかスキャンダラスなのだ。
 東京を代表する顔を選ぶ選挙だと位置づけると、桝添要一氏は無いだろう。
 私は小池百合子氏の「女子の本懐」に期待するが、自民党が東京都の国会議員を失いたくないとか、抜けた後の選挙で消費税批判で自民党議員の当選が見込めないとか些末な話で独自候補を見送っているようだが、ここは勝負に出るべきだろう。
 東京都知事選挙は準国政選挙なのだ。何故なら総理大臣と並ぶ日本の顔を選ぶ選挙なのだから。過去、青島幸雄知事を生み出したような「人気投票」的な選挙を行ってはいけない。
 桝添要一氏の経歴からは品格を感じない。これは、じわじわと都政の品格にまで伝染するだろう。最終的に2020年の東京オリンピックに暗雲をもたらすことになる。

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2014.01.10 Mint