過去のアメリカ大統領の不幸な宿命

ビックデータは過去の分析
 まず、最初に書いておきたいのだけれど「統計学」で分析できるのは、そのデータが採取された時の状況でしかない。そこから未来を「占う」のは正当な手法では無い。しかし、人間には「経験則」って概念があって、過去に起きたことは今後も繰り返されると考える。
 これは学問としては正しくない。そもそも未来予測学問なんか存在しない。何故なら「検証」によって再現できないからだ。同じ手法で誰が行っても再現できるのが法則であり学問の範疇になる。だから「STAP細胞はあります!」はロマンだが学問では無い。
 過去のアメリカ大統領のデータを分析すると奇妙な傾向があることに気づく。これはアメリカでは【テカムセの呪い】として語られているのだが、日本ではあまり紹介されていない。20年毎にアメリカ大統領を襲う不幸を表したものだが、妙に歴史的事実と符合している。【テカムセ】は1811年に白人に襲われて殺されたインデアンの長である。
 アメリカの大統領の在任中の運命を調べてみると、奇妙な合致点があるから、そう呼ばれている。代表的なものは下記のようになる。
第16代エイブラハム・リンカーン1865.4.14暗殺
第20代 ジェームズ・ガーフィールド1881.7.2暗殺
第25代ウィリアム・マッキンリー1901.9.14暗殺
第35代ジョン・F・ケネディ1963.11.22暗殺
第40代ロナルド・レーガン1981.3.30暗殺未遂
 我々の世代(1950年代生まれ)には記憶に鮮明なのが第35代のジョン・F・ケネディ暗殺である。当日は日本時間で11月23日で、インテルサットによる日米最初の衛星生テレビ中継が早朝に設定されていた。小学生だった私も前日に白黒のテレビの前に布団を敷いて、放送開始時に母親に起こされてテレビを見た。
 が、第一報は衛星生中継では無くてNHKのケネディ大統領が暗殺されたニュースだった。その後に、衛星生中継が開始された。
 当時、小学生の私は「生中継より早い伝達手法があるんじゃないの」と思ったものだ(笑い)。

上記のデータを良く見ると解る事がある
 結論を最初に書いておこう。「5で割り切れるアメリカの大統領は暗殺の対象になる」ってことだ。
 一般的に任期4年で再選されて普通は再選されて8年務めるアメリカ大統領だが、8は2を最小公倍数とする数値で他の数値との合致がしやすいのだが、それにしても5(素数)と妙に符合するのが特異的である。と、思っているのは私だけかもしれないが。
 「なんだ、経験則の話じゃないか」とここまで読まれて感じた方はナイスなインテリジェンスですね。そう、経験則なんです。
 で、今一度、先の【テカムセの呪い】のデータを見てみると、やはり「5で割り切れるアメリカの大統領は暗殺の対象になる」と経験則を感じる。
 過去アメリカでは4人の大統領が暗殺されている。その中でリンカーンだけは5で割り切れないなのだが、第15代のジェームズ・ブキャナンの現役病死による大統領選挙で大統領に選ばれている。
 偶然の一致であって必然では無いのだが、第45代アメリカ大統領がドナルド・トランプ氏である。
 5で割り切れるし、20年周期にも合致する。
 だからどうなんだと言われそうだが、それを「宿命」と思って務めるか、それとも打破すると思って務めるかなのだが、どうも後者のようで、バニシング・ポイント一直線のような感じがする(これも、印象批判だが)。
 ゲスの勘繰りだが、ヒラリー・クリントン氏が選挙戦の後半で手抜きをしたのは、この呪縛からではないかと思う。「神頼み」と言ったら「神はアラーしか無い!」と一部の人に怒られそうだが、大統領にまつわる過去のデータを考えると「次はあなただ」とオバマ氏に言われても吹っ切れない何かがあったのではないだろうか。
 最高権力者は孤独な存在で、それ故に側近に依存するのは韓国の朴槿恵氏以前にレーガン大統領の側近が星占氏だったことでも分かる。実際に権力は責任と表裏一体で、そこから逃れたい個人的欲望が多くの権力者に潜在するのは事実だ。
 結局、ヒラリー・クリントンは土壇場で忌まわしき代の大統領を拒否したのではないかと私のようなゲスは感じる。世界に核ミサイルを撃つ権限を得ても自分が死んでしまっては何も残らない。たぶん、そのような思想が起きたのではないかとゲス堪する。

ペンス副大統領は10倍まとも
 アメリカの政治は二大政党制で共和党と民主党の政権交代が繰り返されている。その中で選ばれる大統領だが、正直、共和党はトランプ大統領に賛否両論状態だ。共和党を纏めるために副大統領としてペンス氏を送り込むのが精いっぱいだったようだ。
 が、ここに共和党の安全牌が構築された。ペンス氏が居ればトランプ大統領なんか何時でも排除できるのだって共和党の論理。
 先のケネディ大統領の暗殺事件は「JFK」で映像化されているが、基本的にキューバ危機においてCIAがビックス湾への上陸作戦を立案したのにケネディ大統領が承認しなかったことへの逆恨みだったのだとの歴史観を私は持っている。
 つまり、映像では前から撃たれている(オズワルドの射程位置は後ろなんだけどね)が事態は「後ろ(仲間)から撃たれた」のだろう。
 共和党を支える産業界の裾野は広くて、自動車産業や製薬産業だけでは無い。まして、アメリカを代表するソフトウェア産業にはまったく見識の無いトランプ氏がこれからのアメリカ産業を構築できるとも思えない。
 つまり、前から撃ってくる敵よりも後ろから撃つ仲間こそが警戒すべきなのだ。
 ケネディ大統領はキューバ危機の時にビックス湾への敵前上陸を認めなかった。これによってCIAの面目は丸つぶれになたと共に兵器産業の利権も封印した。だから、暗殺されたのだろう。同じく、トランプ大統領も選挙公約の実施を迫られるが、公約に伴う利権、例えばメキシコの国境に万里の長城を構築するって案件が不実行なら後ろから撃たれる覚悟が必要だろう。
 共和党は副大統領にペンス氏を指名した段階でトランプ氏は不要になったと思っているだろうから。
 あくまで、過去のデータの特性であって、これからを予測するものでは無い事を付け加えておく。

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2017/02/07
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