|
アメリカのウクライナ侵攻対応
アメリカのバイデン大統領は「戦争」が今まで築き上げた「経済インフラ」による富をどれだけ失わせるかを理解していると思います。 「アフガニスタン撤退(その是非は今回は書きませんが)」はオバマ大統領時代に副大統領を勤め「アメリカは世界の警察では無い」と言い切ったのは、アフガニスタン撤退の「試金石」です。 ただバイデン大統領は当時のいわゆる「第二次世界大戦」で「一番負けたドイツと日本が何故復興したのか」は解ってないと思います。それを述べるには数千行が必要で、ここでは書きませんが、ヒントは「経済発展が国家間の貿易を通じて連携し「平和」になる」ってことです。 「経済制裁」は「戦争」では無いのです。協調路線の「制限」なのです。 「経済の取引条件の変更」であって、自由主義の国家間での「貿易の手法(常識)」です。これを「武力行使(破壊と殺戮)」とは同等に扱えないでしょう。会社で言えば「契約条件」なんです。 「ナンボで買う」って基本的な「取引条件」です。 アメリカは「プーチン氏の精神状態」まで含めて分析し、アメリカの行動や発言を決めています。「核のボタンを押す奴」と判断しているから慎重な行動や発言を行っています。 マスコミで「橋下徹氏は「アメリカが仲裁に乗り出せ」」と叫んでますが、歴史観の無い「個々の弁護活動に対応」って行動原理主義(本当は違うんだけど)経験から叫んでいるんだろうなぁ。 北方領土方面でロシアが「軍事(予備)活動」の演習を始めたのは国防行動なんだなぁ。実はロシアはアメリカとアリューシャン列島を挟んで国境を接している。 マスコミは日本への脅威とか言ってるけど、アメリカへの威嚇なんだ。地勢的な事をマスコミは理解していない。北海道の北東には「アメリカとロシアの国境線が有る」ことくらい伝えろよ。しかもアラスカはロシアがアメリカに金銭で売った「自国の国土だった物」なんだ。 売った国土から新田次郎氏の「アラスカ物語」にあるようにフランク安田氏も含めてゴールドラッシュで地下資源が豊富だったのはロシアの「階段の踏み違い」の始まりだったろうなあ。 言葉は悪いがアメリカの「対プーチン対策」は「 1)基地外に刃物 2)酔っ払いに説教 3)同情しないから経済を考えろ の段階の、1)に近づいているのだろうな(苦笑)。 本来「自衛」ってのは「やるならやんど!」であるべきで、その中に「核兵器」が入って来た50年程前に「何処に撃つ」が選択肢として重要になる。 ま、アメリカは日本の広島や長崎に「原爆(正確にはウラン弾とプルトニウム弾)」を投下したが、それは言い訳だけど「戦時行為(まったく、許されない国際法違反なんだが)」と言い切っている。 私は「お前も過去にやっただろう!」ってプーチン氏の思考回路は有ると思う。 だから、ロシアは「初体験」の「核攻撃」してくるだろうなぁ。 アメリカは反論できないだろうとプーチン氏は考えているようだが、正直言って「時代が違う」ってことを理解すべきだろう。75年前の時代にアメリカは日本に行ったのだから。 だが、アメリカはロシアの「お前も過去にやっただろう」を否定できないとプーチン氏は思っているのだろうが「時代背景が違う」って感覚がプーチン氏には無いのだろうなぁ。 小学生の「ガキの戦争レベル」になるのは、双方「過去の傷」を指摘されると反論できない「過去」を持っているんだなぁ。 ただ、その論理でウクライナの市民が傷つくのは「お門違い」なんだ。
2022/03/15
Mint |