|
生活を替えた家庭電化製品
私が就職したのは昭和51年だった。
当時はオイルショックの影響が社会に蔓延していた。今の「ウクライナ現象」とは違うエネルギー(石油)中心に物価が高騰していた。 「オトレペ事件」が起きた世相だった。 私の時代に「大卒採用」が本格化した会社だったのだが、初任給は月額76,000円だった。入社後先輩(高卒)に聞くと前年の初任給は35,000円だったとのこと。 翌年には「道民税、市民税の賦課」が始まるのでその分の加給があったが、82,000円程度だった(実質手取りは前年と同じ)。 3年目(実は辞める年なんだが)には「主任手当とか年齢給とか」の加算で96,000程度だった。 今の大卒の「初任給」は23万円程度かなぁ。 生産性が上がった結果だろうか? 私は単純に「生活費が上がった(物価が上昇した)故にと思っている」 で、これが「経済の循環構造」なんでですね。 「物価が上がる、給与を上げないと人が集まらない」って循環構造です。 ところが、デフレの経済構造では事業を拡大する投資がリスキーなので(投資を回収する保証が無い)人を集めることがされてない。 一番の「課題」は日本の生産性の低下だろう。 今までの日本の経済は「集中管理、効率運営」だったのだが、これはいわゆる「第二次産業」の目指すものだった。1980年代ころから世界は「ネットワーク」を土俵に「アイデアと実践」の経済社会に移行した。 そこに何故、日本は乗り遅れたのだろうか? そこの考察が大切だと思うが、探しているけど目にしていない。
2022/08/07
Mint |